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「疲れた、仕事をしたくない、やる気が出ない」からの脱却法【61〜70】

芝生の近くの道路を走っている男

 

「疲れた、仕事をしたくない、やる気が出ない」からの脱却法

僕は教員歴10年目の中堅教師です。

いつか、仕事のやる気がなくなってしまったとき、村上春樹さんのこの本に出会いました。

 

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

 

 

「ブラック部活」という言葉が生まれるぐらい、昨今の学校現場も働き方について問われる時代です。

この本を読んで僕自身納得できることがたくさんありました。

 

これから紹介するのは、著書を読んで僕が大切だと思った文中の引用。そして、引用元から学校現場にどう生かすかという自分の考察です。

 

少しでも参考になる箇所があれば幸いです。

 

 

61 時間の役目

 

「僕に役目があるのと同じくらい、時間にも役目がある。そして時間は僕なんかよりはずっと忠実に、ずっと的確に、その職務をこなしている。なにしろ時間は、時間というものが発生したときから(いったいいつなのだろう?)、いっときも休むことなく前に進み続けてきたのだから」

 

 時間は誰にでも平等です。

 仕事が早い人・遅い人、どちらもみんな同じ時間を生きているのです。

 同じ時間でも、なぜ大きな成果が出せる人がいるのか。そこにはたくさんの工夫があるはずです。

 それこそ時間の使い方が上手い人なのでしょう。

 

 

62 充足感

 

「大事なのは時間と競争をすることではない。どれくらいの充足感を持って42キロを走り終えられるか、どれくらい自分自身を楽しむことができるか、おそらくそれが、これから先より大きな意味をもってくることになるだろう」

 

 定時退勤を目指すことはいいことだと思います。

 仕事は長い時間働けばいい成果が出る、という単純なものではありません。同じ成果ならできるだけ短く仕事を終えるのも、大切な工夫です。

 しかし、仕事で一番大切なことは「充足感」です。

 仮に人より退勤時間が遅くても充足感があった、こんな日があってもいいと思います。

  

 

63 数字に表れないもの

 

「数字に表われないものを僕は愉しみ、評価していくことになるだろう」

 

 テストの点数も大切です。

 しかし、数字には表れない、粘り強さや思いやりなども大切にしていきましょう。

 

 

64 鼻息

 

「鼻息にはいくらでも代わりはあるが、膝には代わりはない。今あるもので死ぬまでやっていくしかない。だから大事にしなくてはならない」

 

 一番の資本は自分の体です。

 それは一生の財産です。

 日々、健康には気をつけていきましょう。

 

 

65 迷路

 

「しかし僕らの意識が迷路であるように、僕らの身体もまたひとつの迷路なのだ。いたるところに暗闇があり、いたるところに死角がある。いたるところに無言の示唆があり、いたるところに二義性が待ち受けている」

 

 自分のことだから自分が一番理解している、そんなことはありません。

 それは体も同じです。

 自覚がないまま無理がたたり、思いがけない怪我をすることがあります。

 ときには心と体を落ち着かせ、自分との「対話」を通して、体調を確認することが大切ですね。

 

 

 

66 経験と本能

 

「僕が手にしているのは経験と本能だけだ。経験が僕に教えるのは、『もうやるだけのことはやったんだ。今更何を考えても仕方ない。あとは当日が来るのを待つしかないよ』ということだ。本能が僕に告げるのはただ一言、『想像しろ』ということだ」

 

 授業にしろ、大きな行事の提案にしろ、経験を通して慣れが出てきます。

 経験は心に余裕をもたらします。

 しかし、どんなに周到な準備をしても、イレギュラーなことが起きるのが本番です。

 イレギュラーに打ち勝つには、あらかじめイメージトレーニングをして、心の準備をしておくこと、これに限ります。

 

 

67 楽しんでこそ

 

「そう、マラソン・レースは楽しんでこそ意味があるのだ。楽しくなければ、どうして何万もの人が42キロ・レースを走ったりするだろう」

 

 仕事はつらいこと、苦しいことがありますが、基本は楽しいものです。

 いや、楽しもうとする気持ちが一番大切なのです。

 自分だけに許された権利です。

 

 

68 死ぬまで十八歳

 

「死ぬまで十八歳でいるためには十八歳で死ぬしかない」

 

 若いときはどんなに体を動かしても、疲れ知らずでした。

 しかし時は流れ、体力は確実に落ちてきます。

 それが人生です。受け入れるしかありません。

 ただ同時に、たくさんの経験や知識を得ています。

 歳をとることはプラスにも考えられるのです。

  

 

 69 お前のせいだ!

 

「しかし、世界が今日直面するおおかたのトラブルは、多かれ少なかれグローバル・ウォーミングのせいにされる。アパレル産業の売り上げが落ちても、浜辺に大量の流木が打ち上げられても、洪水が起きても、渇水が起きても、消費者物価が上がっても、責任の多くの部分はグローバル・ウォーミングが引き受けることになる。世界が必要としているのは、名指しで『お前のせいだ!』と指をつきつけることのできる特定の悪者なのだ」

 

 ほんのささいな出来事にも、大袈裟に悪者扱いされることがあります。

 それが人間の性なのか、わかっていてもやられた方は溜まったものではありません。

 不当な扱いは許されるものではありません。

 ただ僕の経験上、指を突きつける輩には何らかのストレスがあるようです。

 そのことを知っていれば「かわいそうに…」と、軽くあしらうことができるでしょう。

 

 

70 フィジカルな痛み

 

「ものごとの基本を着実に身につけるには、多くの場合フィジカルな痛みが必要とされる」

 

 筋トレの原理として、まずは筋肉を痛めることから始まります。

 傷ついた筋肉は、回復するプロセスで以前より強くなろうと、さらに太く逞しくなります。

 この継続で、筋肉はどんどん強くなっていきます。

 これはメンタルも同じです。

 適度なストレスで傷ついても、心は以前より太く逞しく生まれ変わります。

 ストレスは自分を強くしてくれるガソリン、そう思ってもよいのではないでしょうか。

 

  

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