【2021年】コロナショックがもたらす新たな学校の働き方改革とは!?【21〜30】
教員歴10年目が考えるこれからの働き方改革
僕は教員歴10年目の中堅教師です。
いつか、メンタリストDaiGoさんのYou Tubeを観ていたときに、この本に出会いました。
ブラック職場があなたを殺す(ジェフリー・フェファー著、日経BP)
「ブラック部活」という言葉が生まれるぐらい、昨今の学校現場も働き方について問われる時代です。
この本を読んで僕自身納得できることがたくさんありました。
これから紹介するのは、著書を読んで僕が大切だと思った文中の引用。そして、引用元から学校現場にどう生かすかという自分の考察です。
2021年東京都。新型コロナウィルスの感染者が過去最大になったというニュースで新年をあけました。
我々の働き方はどうなっていくのでしょう?
少しでも参考になる箇所があれば幸いです。
21 意欲
「自分の力ではどうにもならないとわかれば、自力で何とかしようという意欲は失せてしまう」
自分で考え、自分の力で解決すること。
子どもから大人まで大切な思考です。
しかし、あなたの職場環境では自分の力ではどうにでもならないほど、物事が知らぬ間に勝手に進んでいたり、膨大な会議に時間を追われていたりしたらどうでしょうか。
自分の力で何とかしようという意欲はなくなってしまいます。
自立を謳うならば、自立的に行動できるようば職場環境にしなくてはならないのです。
22 監視社会
「その一因は、コンピュータによるモニタリングが容易になり、コールセンターでの処理件数から医師の診療件数や検査回数にいたるまで、さまざまなタイプの仕事をチェッ クできるようになったことにある。常時監視されているという圧迫感は、従業員の意欲の減退や仕事満足度の低下につながる」
子どもたちの学習ツールでいえば、どの内容をどれぐらいやったのか、というのが簡単にわかってしまう時代です。
しかし本来の目的と変わってしまうことがあります。
先程の学習ツールの例で話すと、仮に「サボって」いたらその状況も筒抜けなのです。
サボり、怠けは確かによくないですが、人間というは常にハイパフォーマンスを出せるわけではないでしょう。
ときには人目を盗んだ息抜きもあって当然です。
テクノロジーの進化とは、一歩間違えればそのような息抜きを許すことなくすべて監視できます。
とにかく常に監視されている感覚は、ストレスのもとになるで注意が必要です。
23 友人
「友人がいることは、禁煙するのと同じぐらい健康によく、運動よりはるかに健康によいのである」
友人と一緒におしゃべりすること。
これはとても健康によいと言われています。
ですので、職場環境を変えることも大切ですが、まずは気の許せる友人とたくさんおしゃべりしましょう。
これなら自分でできます。
24 家族
「すなわち困ったときに頼れる家族や親しい友人がいることは、健康にとって直接的な効果が期待できるだけではない。健康を害するようなさまざまな心理社会的ストレスを緩和する緩衝効果もあるとされる」
友人と同じく、頼れる家族がいること。
これも大切です。
もし近くに家族がいない状況でも、定期的にメールや電話で連絡を取り合いましょう。
25 イベント
「祝祭日のイベントや誕生パーティー、創立記念パーティー、あるいは製品発表を祝う 会など、理由は何であれ社員が和やかに集まれる催しも、共同体意識を高め一体感を強めるうえで効果的である」
近くの先生の誕生日や結婚記念日など、ぜひお祝いしてあげましょう!
僕の経験では、放課後に職員でバレーボールやフットサルといったスポーツを楽しむのもよかったですね!
26 ソーシャルサポート
「仕事の裁量をもっと増やすとともに、ソーシャルサポートが自発的に行なわれる文化を育てることは、社員の心身の健康の改善につながる」
僕が初任者時代、素晴らしい先生方に恵まれました。
基本的に何でも挑戦させてくれ、何か困ったときはすぐ相談できる。
そんなスタンスでみんな接してくれました。
こういう職場環境では誰もがのびのびと仕事ができます。
ぜひこんな文化になってほしいものです。
27 健康よりも生計
「生計を立てる必要性に迫られたら、心身の健康を損ねる危険性などは二の次三の次にされるのである」
退職するとなれば確かに収入はなくなります。
そうなってもいいように、これからの時代は「副業」について考えるのが大切かもしれません。
僕は電子書籍という副業をしています。
収入が複数あれば、心身の健康にもつながるでしょう。
28 悪影響
「ただ、健康面の悪影響がどれほど深刻かについて正確には知らない、ということはあるかもしれない」
有害な職場環境がもたらす悪影響について知らない。
だからこそ無理をしすぎてしまうことがあります。
結果を知っていれば意識も変わる。
逆に結果を知らなければ意識も変わりません。
有害な職場環境はストレスによる体調不良、最悪は心臓発作を引き起こす可能性があります。
今すぐ意識を変えるべきです。
29 無気力
「人々が悪しき職場にとどまる原因の一つは、無気力である。調査で取材した多くの人が、どれほど不快な職場であってもそのまま居続けるほうが楽だと感じた、と話してい る」
副業や転職といっても、本業をやりながらそちらのエネルギーに力を注ぐのも大変です。
そうなってしまえば、どんなに有害な職場環境でもその場に留まってしまうことがあります。
もちろん自分の人生を変えるのは最終的には自分の力です。
しかし、「この先生はもう辞められた方が自分のためじゃないか」と感じても、実は辞められない理由があるのではないか、ということをみんな知っておきべきです。
30 根性なし
「一年足らずで辞める人は、たとえ退職の理由がまっとうであっても『すぐに辞める 人』とみなされ、あるいは『根性がない』『我慢が足らない』さらには『能力がない』などと判断されることになる」
考えてみてください。
あなたがその職場に留まらなかった理由は、そこに魅力がなかったからなのではないでしょうか。
逆に臨時的任用講師のように、そこに留まりたくても異動されるパターンもあります。
これからの学校現場はもっと退職や療休が増え、どんどん職員が入れ替わると予想されます。それが当たり前になります。
つまり、一年で辞めても「根性なし」「我慢が足らない」なんて言われる時代は終わったといえるでしょう。
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