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【内容紹介】こころのドーナツ―村上春樹さんと学校の先生: 今がつらい学校の先生を励ます「村上春樹100個の言葉!」【11〜20】

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011 作品を提供する相手


「僕が真剣に案じるのは、僕自身がその人たちに向けてどのような作品を提供していけるかという問題だけです」


仕事をしていけば同僚や保護者から批判がどうしてもあるものです。
大切なことはきちんと受け止めましょう。
しかし、先生が一番向き合うべきは当然「子どもたち」です。
子どもたちの姿、子どもたちの成長がきちんと実感できれば、周りからの批判なんてただの雑音です。

 

 

012 人の作品について


「僕が誰かの作品(候補作)を批判して、それに対して『じゃあ、そういうおまえの作品はどうなんだ? そんな偉そうなことを言える立場におまえはあるのか?』と問われると、僕としては返す言葉がなくなってしまいます。実際にその人の言うとおりなんだから。できることならそういう目にあいたくない」


人から批判を受けるのが嫌ならば、当然、自分から相手の批判もしないことです。
それぞれ価値観が違うのが普通です。
特に他の先生の授業を参観するときには要注意です。
批判は誰でもできます。
良いところを見つけられるのが素晴らしい先生です。

 

 

013 オリジナリティー


「オリジナリティーというのは、それが実際に生きて移動しているときには、なかなか形を見定めがたいものなのです」


チャレンジ精神にあふれていること、素晴らしいと思います。
しかし、第三者にオリジナリティーが認められるには相手の価値観による、ということを忘れないでください。

 

 

014 時間の検証


「要するに一人の表現者なり、その作品なりがオリジナルであるかどうかは、『時間の検証を受けなくては正確には判断できない』ということになりそうです」


「あの人はオリジナリティーにあふれている」と認知されるとき、歴史的にはある程度、時間の経過が必要になっています。
もしかすると、自分よがりで周りから批判されるような実践でも、時間の経過と共に認められることもあるのです。
特にICT教育に関しては、新型コロナウィルスのオンライン授業のように、「時代が追いついてきた」という事例がたくさんあります。

 

 

015 かさ


「そのスタイルの質がどうこうという以前に、ある程度のかさの実例を残さなければ『検証の対象にすらならない』ということになります」


ビートルズであれ、ベートーヴェンであれ、そもそも数多くの作品を残していることで有名です。
つまり、オリジナリティーを発揮する、認められるには、誰よりも数多くの実践を残すことが必要です。
失敗を怖れず、どんどんチャレンジしていきましょう。

 

 

016 オリジナルの条件


「ただ『不快なもの』『どこか間違ったもの』だけで終わってしまう例の方がずっと多いでしょう。しかしそれは、作品がオリジナルであることのひとつの条件になり得るかもしれない。僕は誰かに批判されるたびに、できるだけ前向きにそう考えるように努めてきました」


前例のない実践にチャレンジすれば失敗もするし、批判されることもあります。
もしかすると、「あの先生の実践はよくなかった」と言われるかもしれません。
しかし、時間の経過と共に「あの先生の実践の意味がやっとわかった」と言われることもあります。
振り返れば、自分たちが子どものとき大人に怒られたこと、その瞬間は嫌でも、あとになって理解できることもありますよね。
先生はその瞬間を信じて、自分の道を進んでいきましょう。

 

 

017 かんたんな言葉


「要するに『何もむずかしい言葉を並べなくてもいいんだ』『人を感心させるような美しい表現をしなくてもいいんだ』ということです」


相手が子ども相手というわけでもなく、先生に難しい言葉は入りません。
「よくがんばったね!」
「素敵!」
といった、先生の素直な感想を伝えてあげましょう。

 

 

018 ニュートラ


「僕がそこで目指したのはむしろ、余分な修飾を排した『ニュートラルな』、動きの良い文体を得ることでした」


授業が上手くいかない、子どもが言うことを聞いてくれない、そんなときイライラしてしまうものです。
頭の中で、マニュアル車のギアをガコッと「ニュートラル」に戻す場面を想像してみてください。
アクセルもブレーキも踏みません。ただ気持ちが何かに囚われている自分をリセットしてあげる。
すると、不思議と落ち着いてきます。
騙されたつもりでやってみてください。

 

 

019 音楽を演奏


「小説を書いているとき、『文章を書いている』というよりはむしろ『音楽を演奏している』というのに近い感覚がありました」


よい仕事には「リズム」や「テンポ」があります。
もちろん、それは人それぞれです。
ただ、他人からの声かけやメールで、リズムが途切れてしまうときがあります。
一回崩れたリズムを取り戻すのは難しいです。
ですので、一人だけの部屋で仕事をしたり、スマホの通知を切ったりして、仕事のリズムの維持していきましょう。

 

 

020 ネガティブな反応


「生ぬるいありきたりの反応しか呼び起こせないより、たとえネガティブであれ、しっかりした反応を引き出した方がいいじゃないか、と」


チャレンジした実践というのはたとえ失敗しても、他人から注目を浴びるものです。
もちろん、批判対象としての注目は厳しいものですが、何もしなければそもそも注目されることすらありません。
チャレンジから得る報酬は多々あるのです。

 

 

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