【内容紹介】こころのドーナツ―村上春樹さんと学校の先生: 今がつらい学校の先生を励ます「村上春樹100個の言葉!」【21〜30】
021 源泉
「源泉にたどり着くには流れに逆らって泳がかければならない。流れに乗って下っていくのはゴミだけだ」
批判は嫌だと言いましたが、ときには立ち向かうことも必要になります。
もちろん、他人に流されるままで、苦労が何もない人もいるでしょう。
しかし、何かを成し遂げたいならば、敢えて立ち向かう勇気も必要です。
022 やりたいことをやりたいように
「せっかくこうして(いちおう)小説家になれたんだから、そして人生はたった一度しかないんだから、とにかく自分のやりたいこと、やりたいようにやっていこうと最初から腹を決めていました」
それなりの苦労をして、教員免許を取り、教員採用試験に合格したわけです。
せっかくならば、楽しんで仕事をしましょう。
逆に、どうしても苦しければ、違う仕事にしましょう。
良い意味で、辞めてしまった先生へ関心が向けられるほど現場に余裕はありません。
ですので、「残った人に迷惑がかかる」と考えなくても大丈夫です。
023 システムとシステム外
「システムはシステムでやっていけばいいし、こちらはこちらでやっていけばいい」
教育現場にいるとだんだんわかってきますが、教育理念による「派閥」というものが存在しているときがあります。
「一斉授業は今の時代に合っていない」
「制服はもうやめにしよう」
といった感じです。
自分にとって大切だと思うことを上手に「つまみ食い」して、あとはそっとしておきましょう。
自分が楽しむことが一番です。
024 最低限の自由
「自分の書きたい小説を、自分に合ったスケジュールに沿って、自分の好きなように書きたかった。それが作家である僕にとっての最低限の自由であると考えていました」
勤務時間内にしっかり仕事をすることはもちろん大切ですが、プライベートの時間も大切です。
自分が「最近プライベートの時間が取れない…」と悩んでいる方は、仕事よりも先に「プライベートのスケジュール」を作ることをおすすめします。
すると、仕事の時間配分もプライベートに合わせて戦略的になってきます。
025 マイナスしていく
「自分のオリジナルの文体なり話法なりを見つけ出すには、まず出発点として『自分に何かを加算していく』よりはむしろ、『自分から何かをマイナスしていく』という作業が必要とされるみたいです」
授業の失敗の一つとして「内容を盛り込みすぎた」というものがあります。
また、仕事が終わらない理由を「完璧を求めすぎた」というものもあります。
いずれも大切なことは「マイナス」の考え方です。
削ぎ落として、身も心も軽くしていきましょう。
026 ゴミ箱
「とりあえず必要のないコンテンツをゴミ箱に放り込んで、情報系統をすっきりさせてしまえば、頭の中はもっと自由に行き来できるようになるはずです」
仕事の疲れとは、単に肉体の疲れだけではないのです。
頭の疲れ、詳しく言えば「脳の疲れ」でもあるのです。
脳の疲れを引き起こす原因の一つに「決定疲れ」というものがあります。
たくさんの情報から何にするか選んでいる内に、頭が混乱してしまうあれです。
選択肢は多ければいいというものではありません。
選択肢を絞って、なるべく意思決定に時間と労力をかけないことが大切な疲労回復術です。
027 行動の基準
「『それをしているとき、あなたは楽しい気持ちになれますか?』というのがひとつの基準になるだろうと思います」
この実践をやるべきか悩んでいるときに、それを決定する基準があります。
それが「それをしているとき、あなたはワクワクできるか」というものです。
028 そもそも自分とは
「もしあなたが何かを自由に表現したいと望んでいるなら、『自分が何を求めているか?』というよりはむしろ『何かを求めていない自分とはそもそもどんなものか?』ということを、そのような姿を、頭の中でヴィジュアライズしてみるといいかもしれません」
悩んだときは、欲とか願いを一旦置いておき、ゼロから考えることも大切です。
029 本をたくさん読む
「小説家になろうという人にとって重要なのは、とりあえず本をたくさん読むことでしょう」
先生は授業が勝負ですので、たくさん授業をやって、たくさん授業を参観して、たくさん本を読むことが大切です。
030 留保
「しかし『考えをめぐらせる』といっても、ものごとの是非や価値について早急に判断を下す必要はありません。結論みたいなものはできるだけ留保し、先送りするように心がけます」
保護者対応のような早急な内容も、まずは管理職や同僚に相談し、しっかり落ち着いて対応するのが大切です。
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