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【内容紹介】学校の先生が知っておくべき「会議を簡単に楽しくする」51のテクニック【1〜10】

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001 会議ファシリテーション


「会議ファシリテーションって言ったら、『会議を促進する、会議を容易にする』って意味になる。会議は何かを決める場だろ? だから、何かを決めることを促進する・容易にする技術ってことだ」(世界で一番やさしい会議の教科書 榊巻 亮 日経BP Next ICT選書から引用。以下の文も同様)


 職員会議、学年会議、支援会議…
 学校には様々な会議がありますね。
 ファシリテーションとは、それらの会議を促進すること、そして容易にする技術のことです。
 会議をスムーズに運営できれば、授業や学級経営にも十分な時間が取れるようになります。

 

 

002 決まったこと、やるべきこと


「会議が終わったタイミングで、『決まったこと、やるべきこと』を確認する」


 会議では終了時に、決まったこと、やるべきことを必ず確認しましょう。
 会議とは何らかの意思決定がある場。
 また何らかの行動が伴う場。
 意思決定や行動が伴わない会議は、そもそも開催しなくていいはず。
「結局、自分は何をすればいいの?」で終わってはいけません。
「◯◯が決まった。自分は◯◯をやる」とやるべきことがわかっている状態が大切です。
 そのために、会議終了時には「今日決まったことは何でしょうか?」と確認しましょう。

 

 

003 聞いていないから悪い


「『聞いていなかったから悪い』で済ますんじゃなくて、そうならないように会議を進める技術をファシリテーションって言うんだよ」


 会議は複数の人数で行うものでして、そのメンバーは全員が参加しないといけません。
 ところが人間、ボーッとしていたり、内職(丸付け?)をしていたりと、意識があちこちに飛んでしまうときがあります。
 でも、これでは時間の無駄です。
 そうならないために、ファシリテーションという技術を駆使していきましょう。

 

 

004 言いづらいときのテクニック


「切り出し方が難しければ、こう言えばいい。『私の理解が合っているか確認したいんですけど、今日決まったことは、これ とこれで、やるべきことはこれ、という認識で合っていますか?』。これくらいなら言えるだろ?」


 経験が浅い先生や異動したばかりの先生は、会議で発言するのはなかなか難しいと思います。
 そんなときは「自分の認識が合っているか確認してもいいですか?」と発言し、「◯◯が決定したことでよろしいでしょうか?」と続けます。
 もし違っていたら「いや、そこは◯◯だよ」と、きちんとフォローが入るので大丈夫です。また、みんなの頭も整理されます。
 このテクニックはいいですよ!

 

 

005 誰がいつまでに何をするか


「やるべきことは、『誰が、いつまでに、何をするか』を明確にした方がいい」


 会議の終了時には「決まったこと・やるべきこと」の確認が大切です。
 その内容をより具体的にしましょう。
 それは「誰が、いつまでに、何をするか」の確認です。
「これあなたの仕事でしょ!」
「提出期限過ぎてるよ!」
「やっていること違うじゃない!」
とならないように…

 

 

006 ファシリテーターがしゃべる


ファシリテーターは自分の意見を持ち、積極的に発言していい。ただし、自分の意見を押し通すようなファシリテーションはダメだ。意見を言う自分と、客観的にファシリテーションする自分を使い分けることが必要なのだ。例えば『A案よりB案がいいよ』と言うのではなく、『A案とB案、どうやったらより良い案が選べるでしょうか?』という具合だ」


 もちろんファシリテーターも会議の一員なので、自分は意見は言って大丈夫。
 しかし、あくまで会議を促進・容易にする、という目的は決して忘れずに。
 自分の意見を伝えるときも、「参加者に提案する」というスタンスがいいですね!
 

 

007 なぜ会議は眠い?


「今日は決まったことを聞き漏らさないように注意して会議に出ていたせいで、全然眠くならなかったことに気がついた」


 不謹慎な話ですが、初任の頃は会議が眠くて眠くて仕方がなかったです。
 その理由は話の内容が理解できず、飽きちゃってウトウトきてしまったのですね。
 ただ経験と共に、話の内容がわかるようになり、眠くなることも減ってきたのですが。
 要は会議が眠くならない秘訣は「主体的」に参加することです。
 会議が終わってから「あれ?何をやるんだっけ?」では、その後の仕事にも支障をきたします。
 ですので、会議中にも「あれをやるんだな!」と確認をしていれば、会議後すぐに取りかかれます。
 ついでに眠気覚ましにもなりますね!

 

 

008 忘却の彼方


「決まったことって、会議の最初や途中に散らばっているんだけど、時間がたつと忘れちゃうのよね。最後にもう一度確認することで抜けがなくなったのかな」


 人間そのときはわかっているつもりでも、何もしなければすぐに忘れてしまいものです。
 もちろん会議も同じです。
 会議中は理解できていたことも、時間と共に忘れてしまいます。それもほんの数分で。
 それはみんな同じです。
 だからこそ、あなたが「最後に今日決まったことを確認していいですか?」と質問することは、みんなにとってハッピーなのです。

 

 

009 若手ができること


「うん 。若手が会議で意見したり、自分の考えを話したりするのはけっこうハードルが高いよな。『経験もないのに』とか『ろくに現場も知らないのに』と言われると言い返せないからね。でも、『確認する』という行為なら、グッとハードルが下がるんだ」


 少人数の学年会からまだしも、大人数の職員会議で発言するのはかなり勇気が入ります。
 特にある提案に対する「意見」を言うのは、かなりハードルが高いでしょう。
 反論されるかもしれないです。
 でも「確認」ならハードルが下がります。ぜひやってみてください。みんなからも感謝されますよ。

 

 

010 隠れファシリテーター参上!


「たかが確認、されど確認だ。確認しただけで、決まったことが皆に分かって、会議を促進することができただろう? これがファシリテーションなんだ。必ずしも司会者として場を仕切る必要はないんだよ。父さんは『隠れファシリテーター』って呼んでる」


 ファシリテーターときくと、なんだか司会をバリバリこなして、みんなの意見をスパッとさばいているイメージがあります。
 でも、ファシリテーションの「会議を促進する」という定義を思い出してみましょう。
 会議終了時の確認によって、会議をよりよいものにできる。
 これも立派なファシリテーターです。
 そして、このような存在を「隠れファシリテーター」と呼ばれるのです。

 

 

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