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【内容紹介】学校の先生が知っておくべき「会議を簡単に楽しくする」51のテクニック【21〜30】

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021 書くこと


「発言をそのまま書くんだ。文字でいい。書く時には、『意見』、『論点』、『決定事項』を意識して書き分けると、スクライブしやすくなる」


 議論が複雑になってくると、次はスクライブ(書くこと)の必要性が出てきます。 
 スクライブ(書くこと)のコツは発言をそのまま書くことです。
 特に「意見」、「論点」、「決定事項」を意識すると、書きやすいですし、後で見返すときもわかりやすいです。

 

 

022 脳の節約


「『挙がった議論を記憶し、思い返して全体を俯瞰する』ことに脳のパワーを割かなくて済むのが大きい。何も書かずに議論するのは、目隠しして将棋するのと同じだ。過去の発言を全部記憶して次の一手を考えるんだからな。よく考えると異常な状況だ」


 少なくとも数十分はかかるであろう会議の内容を、「頭の中」ですべて記憶できることはまずないですよね。
 もし仮にできる人がいても、全員ではないでしょう。
「さっきこう言いましたよね?」
「いや違います」
といった食い違いは時間のロスになります。
 そこで書くことが大切になります。
 意見を書くことによって、意見の食い違いも生まれません。
 また「思い出す」という作業が減ることは脳のパワーの節約にもなります。
 基本的に学校の会議は放課後にやるもの。
 少しでもパワーを節約したいはず!

 

 

023 書くことに追いつかない!


「全く問題ないよ。書けないところは確認すればいい。『ごめんなさい、書ききれなくて、もう一回言ってもらえませんか?』とか、『すみません、今の意見はどう書けばいいですか?』と聞けばいいんだ 。発言している本人も整理がついてないまましゃべったりしているから、葵が聞くことでまとまった発言をしてくれるようになる 。みんなの理解も進むし、いいことだらけだぞ」


 話すスピードと書くスピードを同じにすることは難しいです。
 また、長い提案をすべて書くのも難しいです。 
 ですので、「意見が書けなくなる」ことは当然あります。
 そのときは躊躇なく確認しましょう。
 今度は「書きやすい」内容でまとめて話してくれるはずです。
 そして、周りの参加者も整理できます。
 ここでも確認のテクニックが生きますね!

 

 

024 文字の見やすさ①


「筆で書いたような字体は、スクライブに向かない。読みづらいからだ。いわゆる明朝体よりもゴシックっぽい字の方が読みやすい 。角ばった文字で書くのがいいだろう」


 ホワイトボードなどに書くときは、サラサラっとした文字ではなく、どちらかといえば角ばった文字の方が見やすくなります。

 

 

025 文字の見やすさ②


「うまい字である必要はないが、汚い字はダメだ。ミミズがはったような文字では読めないから意味がない。自分のメモじゃないんだから、見る人のことを考えて丁寧に書くように気をつけてほしい。ミミズ文字でたくさん書くくらいなら、キーワードだけを丁寧に書いた方がずっといい」


 会議でみんなの前で書くということは、みんなのためにわかりやすく書くということです。
 丁寧な字を心がけましょう。
 僕も特訓中です。

 

 

026 文字の見やすさ③


「行間が詰まっているとごちゃごちゃして読みづらい。一方、文字と文字の間隔は詰まっていても意外と読みやすい」


 基本的に会議でホワイトボードを使うときには、横文字が多いと思います。
 その際、上下の行間はなるべく余裕をもって、ただし左右の間隔は詰まっていても大丈夫です。

 

 

027 マーカーの種類


「ペン先は『丸』より、『角ばった』ものの方が書きやすい。太い方を縦に使い、細い方を横に使うと文字がきれいに見える。ちょっとしたコツだが、これで随分書きやすくなる」


 もしホワイトボードマーカーを新たに購入する場合は、ペン先が「丸」より「角ばった」ものを選びましょう。
 ペン先が食い込む感じになり、書きやすくなります。

 

 

028 議論に集中する


「ヘえ。普段の会議だと、みんな自分のノートとか小さいメモ帳にちょこちょこメモしてるじゃない? よく考えたらあれ無駄だよね。 誰か一人が書けばいいんだもん。こうやって書いてくれれば、これを中心に議論が進むようになるね。うん、こりゃいい」


 メモを取ることはもちろん素晴らしいのですが、議論に集中することがより大切です。
 メモを取る、議論にも参加する、となるとマルチタスクになり、なかなか議論に集中できません。
 誰か一人がみんなの意見をまとめれば、一人一人がメモを書く必要はなくなります。
 その分、議論に集中できます。

 

 

029 画数の省略


「コツは画数を極力少なくすることだ。どんなに省略して書いたって、その場にいる人間が理解できればいいんだからね」


 話し言葉を書き言葉に変えるわけですから、当然書ききれないこともあります。
 そもそもファシリテーターの目的は会議の促進するわけですから、何も文字の種類には気を使わなくてもいいのです。
 具体的には「漢字」を「ひらがな」にすることです。
 また「画数の長い漢字を省略して書くこと」もできますね。

 

 

030 カラーについて


「『そうなの? もうちょっとカラフルにしたい気もするけど』『いや。シンプルでいい。スクライブの目的は議論を可視化してかみ合わせることだ。きれいにかっこよく書くことじゃない。父さんのノートは黒一色だろ? それでも可視化って役割は果たしていると思わないか?』」


ファシリテーション・グラフィック」「グラフィック・レコーディング」といった本や講座に学ぶと、図や記号、カラーをふんだん使った美しいボードを見ることができます。
 しかし、忙しい先生たちにそんなことを要求するのは酷です。
 また、カラーをふんだんに使ったボートは、どこが重要なのか意外にわかりづらいものです。
 ですので、ホワイトボードなら基本的には黒。大切なところは赤。
 シンプルに書くことが大切です。

 

 

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